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コラム

めくるめくウズとの日々 vol.02

医学博士&獣医師の佐々木先生が綴る犬のおはなし

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オリジナル筋トレで14才の今も元気に歩ける!

人もそうですが、犬も高齢になったときに、キーになるのが、筋力ですな~。筋力の極端な低下を防げれば、歩くこともできますし、歩くことによって筋力が弱まらないことにもなるんです。

ウズは散歩が大好きで、2才のころから散歩時に“筋トレ”を行ってきました。それは階段を利用した方法ですねん。人でも階段の上り下りが“地味トレ”や言いますよね?

その方法は…(注「オスワリ」「マテ」「オイデ」を教えてから行うのが前提です)
飼い主(私ですね)が公園などの階段の上り切ったところに立ち、リード(20mほどのロングリード)を付けたウズを、階段のいちばん下でオスワリをさせ、「マテ」の声掛けで待たせます。
「オイデ」の掛け声とともに、階段を駆け上がって私の元に来させるというもの。ウズが来たときには、抱っこをして「いいコ」とほめます。これ大事!

広場でもやっています。階段と同じように、リードを付けたウズを50mくらい先でフセをさせて「マテ」で待たせます。そして「オイデ」の掛け声で、私のところまでダッシュさせるんです。これを1回の散歩で3~5本行っていました。あとはもっぱら歩きます。その効果か、ウズは14才にしては筋力があるほうだと思います~。

しかし、そんなウズも10才を超えたころからは、走る速度が遅くなり、大腿部の筋肉が細くなったような印象でした。なので、以降の散歩では“歩くこと”を主にしてます。人がウォーキングしているのと同じ感覚になります。歩くなかでも、起伏のある道を選んだり、時々一緒に走ったりして頑張っとります。
少し休むと、大腿部の筋肉がどんどん細くなりますので、毎日続けることが肝要ですわ。犬の“筋トレ”は、飼い主と犬との体力や能力に合った方法で、歩いたり、走ったりすることを毎日続けることが大切なんですね。

【犬の体のプチ知識】犬の足にはヒラメ筋がない

人のふくらはぎの筋肉を別名「ヒラメ筋」といいます。その名の通り、魚のヒラメによく似た形をしています。下腿三頭筋のひとつで、人が踵を地面につけて直立するときに大変役に立っている筋肉です。
このヒラメ筋、じつは犬にはありまへん。そのため犬は歩く際に爪先立ちでしか歩けないんですわ~。

参考:『楽しい解剖学 ぼくとチョビの体のちがい 第2版』学窓社

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イラスト・文佐々木文彦 先生

大阪府立大学名誉教授、医学博士、獣医師。
愛犬はウズくん(オス/14才/ビーグル)
おもな著書は「楽しい解剖学 ぼくとチョビの体のちがい 第二版」(学窓社、2018)

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